骨を丈夫にする有名な栄養素がカルシウムであることは、皆さんもご存知のことと思います。
骨が丈夫であることは、ジュニアアスリートだけでなく、すべての人にとって大きな関心ごとではないでしょうか?
子供から高齢者にいたるまで、骨づくりを決定する栄養素カルシウム。
骨密度といわれる骨の丈夫さを規定する値は、遺伝的要素と環境的要素の2つによって決まるとされておりますが、ここでは、環境的要素について、少しお話します。
アメリカスポーツ医学会では、体重のかかる身体活動の重要性に触れ、さらにはランニングやジャンプなどの動作を含むサッカーやバスケットボールへの参加は有益だというガイドラインを発表しています。
つまり、生涯を通じて骨の健康に有益な効果があり、子供や思春期の骨ミネラルを増加し、骨の健康寿命を長くするためにも利点があると考えられているのです。
また、アスリートの骨密度を測定した結果でも、サッカーや陸上競技選手の場合、一般の人と比べて、下半身の骨密度が高くなっているという結果が出ており、環境において骨密度が強化されることが証明されています。
なお、昔は、牛乳などを通して、カルシウムをたくさん摂取することによって、身長が伸びるといわれていましたが、現在は、欧米各国による調査結果などの知見から判断すると、身長への多大な影響は望めないと考えられているそうです。
ちなみに、私自身も幼少期から大人になるまで、牛乳はたくさん飲みましたので、骨折はしたことがなく、骨はとても丈夫になったと実感していますが、身長だけは伸びませんでした(笑)